らのすけのむだ日記 

不登校ときどき田んぼ 寄り道しようよ

田んぼは楽しいな

平日は窮屈な学校で働き、週末は田んぼの農作業で開放されるらのすけです!

今日もまた、田んぼで農作業をしました。

らのすけは地元のNPO団体に所属しており、そこで田んぼを数人の仲間とやっています。

谷津田といって、山の谷間にある田んぼなので、湧き水が湧いていて、様々な生き物がそこには居ます。

地元のおじいちゃんが、もうご高齢で田んぼをやり切れなくなっていたところをお借りして、地域の子ども達が遊びながら農作業を出来る田んぼにしています。

子ども達は泥んこになりながら、虫を捕まえたり、焚き火をしたり、自然と触れ合っています。

しかし何より、一番癒やされているのは、私らのすけです!

もちろん、これを生業にしていたら大変だと思いますし、田舎あるあるで、色々なトラブルもあります。。

でも、風の音や鳥のさえずりを聴きながら田んぼに入っていると、とてつもなく満たされます!

らのすけの家では、息子が2人居ますが、1か月に10キロくらいお米を消費します。

年間だと100キロくらいでしょうか。

田んぼ1枚やれば、1家族が1年に食べる分くらいは簡単に作れてしまいます。

皆、お米を自給自足すれば良いのに!

本気でそう思う、らのすけであります。

農作業で身体を動かせば、わざわざジムなんて行かなくても運動出来ますし

仲間と焚き火を囲んだら、これまたサイコー!

精神安定剤代わりになります。

以上

田んぼ推進委員
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らのすけでした。

KURKKU fields おまけ

晴れました~!うれしい!

先日KURKKU fieldsで買ってきたお土産達です。

まず、fields内にあるシャルキュトリー(フランス語でジビエのお惣菜屋さん)で買ってきた、鹿肉とゴボウと栗のパテをパイ生地で包んで焼いたもの。

全然獣の匂いもありませんし、めちゃめちゃ美味しゅうございました。

お洒落だ〜!

 

フレンチのシェフがすべて手作りで仕込んでいるそうです。

さすがフランス美食の国。ジビエを調理するのにもこんなにバリエーションがあるなんて感動!房総ではお馴染みの、キョンのお肉もありました。

fields内に年間数百頭も入ってきてしまうイノシシなどのお肉を、猟友会と連携し、最先端の設備で手早く捌くシステムが出来ているからこそ、臭みもなく調理できるのだそうです。https://kurkkufields.jp/eat/charcuterie/

らのすけの地元でもイノシシはしょっちゅう出ます。マイ田んぼも荒らされて困っています。(イノシシも食糧がなくて相当困っているのでしょうね。)

以前イノシシ肉も頂いたことはあるのですが、少し臭みはあるかなぁと感じました。

捌く時の温度管理と、調理法なのでしょうね。

しかし、人間の都合で乱獲されたり放されたり・・生き物たちも大変ですね。

せめて、せっかくの命をじっかり美味しく感謝して頂きたいです。

 

卵も、環境と健康を第一に考えた餌を食べ、平飼いされている鶏の卵。

TKGでいただきました!さいこー!

菜花は畑でポキッと折って収穫したもの。

SDGsをこんなに素敵に美味しく楽しく感じられるなんて!

 

ショップで売っていた、これまたシャレオツかつ複雑な香りで

ドストライクのツボを突いてくる「TATEYAMA GIN」をちびちび舐めながらTATEYAMA BREWING (studio.site)

 

はー!休みサイコーだぜ!!!

 

とつぶやく、らのすけでありました。

 

 


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KURKKU FIELDSにて 教員モニターツアー体験

こんにちは。雪になりそうな冷たい雨です。

らのすけは暖かいところを好む生き物なので、冬眠したい、、先週は暖かかったのになぁ。三寒四温にも程があります!

ハッ

そうです、先週らのすけは、木更津にあるKURKKU FIELDSさんにて、教員向けの無料モニターツアーに参加させて頂いたのでした。ぽかぽか春の陽気で最高でした!

KURKKU FIELDSは音楽プロデューサーの小林武史さんが作られた、環境、農業、食、アート、音楽に関する複合施設です。KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)– 人と農と食とアート -

今回は、校外学習などで生徒が体験するプログラムを教員がモニターで受けられるということで(ほぼ、らのすけの個人的な趣味ですがw ) 

参加して参りました。

施設内の上下水道の浄化システム、飼育している水牛の糞を堆肥に、レストランから出る生ゴミコンポストで肥料に戻したりする設備の見学

畑の農業体験では大きな人参を抜いたチームが勝ち!ゲームしたり、その人参を使ってドレッシングを作ったり・・・様々な体験をさせて頂きました。

感想は

ものすごく良かったです!!

何が良いかと言うと、農業体験出来る施設も巷に数あれど、KURKKUfieldsはとにかくお洒落でセンスが良く全てに於いてクオリティが高い!

また働いている方が本当に楽しそうで生き生きしています。(まあ、傍から見たら大体そのように見えるのかもしれませんけどw)

伝わってくる熱量と本気度が半端なかったです。すごいです。

そして、百聞は一見にしかず。

この感覚!生で感じて欲しい!

やはり、若者に興味を持ってもらうには、お洒落、楽しそう!大事だと思うのです。

らのすけの働く学校でも、取り入れたく、校長に提案致しました。うん、手応えアリ!家庭科や総合学習だけでなく理数探求、生物、色々な教科と絡めそうです。

 

もちろん一般の方も気軽に行ける施設ですが、ぜひガイド付きのツアーに参加して欲しいです。

五感バリバリ開放されます!このような施設があるなんて、本当に有難いですね。

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なぜ不登校が増えているのか PART②

三寒四温甚だしい雨水ですね。こんばんは、らのすけです。

らのすけの勤務する私立高校で、まず一番違和感を覚えるのは校則です。

例に漏れず、ツーブロックやフェード、化粧禁止といった校則があるのですが、正直、意味が分からない校則も多いですし、基準も非常に曖昧です。

ツーブロックは就活の面接で落とされる」というのが校則設定の理由なのですが、職種にも寄ると思いますし、今時ツーブロックやフェードが不真面目そうに見えるという時代でもないと思うのですが・・。フェードなんてむしろ清潔感もありスタイリッシュでカッコイイと思いますけれど。

 

また、女子の化粧についても、ファンデーションはNG、でも眉を書くのはOkだったり、ビューラーでまつ毛をカールさせたり前髪をアイロンで巻いたり(あくまでささやかにでも)することにはやたらうるさいのに、高額な縮毛矯正などでストレートにする分には何も言われないとか、意味不明です。

お金がかかるからという理由ではないようですね。

 

恐らくは、元々底辺校ということもあり、厳しく取り締まらないと学校が荒れるという歴史があったからに違いはなく

綺麗ごとではなく、人は見た眼で判断する生き物ですから、元々出来の良くない生徒を少しでも良く見せようという先生方の愛情から作られたものだったのだとは思います。

 

しかし、「すっぴんの方がかわいい」とか「清楚な方が受けがいい」という見方自体

LGBTQや,多様性が求められるこの時代にあって、或る意味偏見ではないでしょうか?

今時、「彼氏にも偽りの顔ではなく素顔を見せた方が良い」とか時代錯誤なことを言っておられる先生方をみると、学校が特殊な環境だということを痛感せざるを得ません。

 

これだけメイクの情報にあふれ、1~2万で整形すら簡単に出来てしまう時代です。

男子でもファンデーションを塗ったり脱毛したりする時代なのです。校則だって変わって然るべきではないでしょうか。

 

らのすけも、けばけばしいメイクは高校生としてNGだと思います。でも、高校卒業してすぐ就職する生徒も多い中、社会に出てもおかしくない好感の持てるメイクをするのは決して悪いことではないと思います。

 

校則というものは本来、必要性から生まれるものだと思うのですが、単に今まで取り締まってきた既成事実があるからという理由で存在しているだけの校則も多いです。

 

一番の問題は、そのような学校のスタンスは生徒から「考える」という行為を奪い、「決まりだから」と有無を言わさず従わせるようになることです。

そういった学校に息苦しさと違和感を感じる生徒が不登校になるケースも少なくないと思います。 

 

はー。三連休前の夜なので、つい語ってしまいました。

酒でも飲むかぁ

 

つづく
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なぜ不登校が増えているのか PART①

こんばんは。らのすけです。

待ちに待った金曜夜(^^)はあ~今週も何とかお勤め終了しました!

 

高校教員らのすけは、まだ教員歴が浅いので、経験不足による見識の甘さもあると思いますが、その分まだ学校に染まり切っておらず、現場に感じる違和感もバリバリまだあります!(ちなみに以前は全然ちがう職に就いておりました。)

 

らのすけは担任を持たせて頂いているのですが、不登校になり辞めた生徒ももちろんいます。その理由は人によって本当に様々ですが、ものすごくざっくり分類すると

①持つ特性により(発達障害等含む)学習やコミュニケーション面で集団について行けないケース

②学校の校則や校風に違和感を感じたり、その学校に合わないケース

③いじめや家庭の事情等で精神的にダメージを受けているケース

があるように思います。

もちろん、これらは複合的に関係しているので、いくつかに当てはまるケースも多いでしょう。

 

今日は①のケースについて書きます。

らのすけの浅い経験からですが、①の子どもは非常に多いです。

特にらのすけの現勤務先は、いわゆる底辺校で、おのずと学習障害などを抱えている生徒も多いのです。

高校は義務教育ではないので、学習について行けなければ進級できません。適切な指導が行われなければ不登校のきっかけにもなり得ると思います。学校がどれだけ生徒の面倒を見てくれるかにかかっていますが、習熟度に合わせてきめ細やかな指導ができる学校は、現状そう多くはないのではないかと思います。

 

また、例えば社交不安障害などをお持ちで、どうしても教室に入ることができないという子どももいます。

ストレスにより鬱などの二次障害を発症してしまうような場合は、通信制高校への転学をした方が良いケースもあります。明らかに集団が苦手な子どもは、集団を避ければすっかり元気になり、本来のポテンシャルが引き出されることもあるのです。

 

学習面よりも深刻なのは、コミュニケーションの問題です。

今の子ども達は、人を傷つけてはいけないと教わっているため、分かりやすい形でぶつかることは少なく、SNSなど、大人の目の届かないところで陰湿ないじめをしたり、いじめのつもりはないけれど友達を傷つけていたりというトラブルが多いです。

 

これに関しては、ASDなどでコミュニケーションを取るのが苦手という人もいれば、単純に現代の社会的な問題(コロナの影響も大きい)で誰もが感じていることだったりもすると思います。

 

いずれにしても、その子の心にまずは耳を傾けてあげることが大事です。

学校に行きたくない理由がうまく表現できなかったり、自分でも何でだか分からない子も多いので、そこは大人が手を差し伸べてあげるべきなのではないかと思います。

 

「学校のような集団生活の中で様々な経験をし人間関係を学ぶ」

これは、全日制の学校の良いところだと思います。やはり社会に出たら様々な人とうまく付き合って行かねばならないのですから、学生時代にたくさん揉まれるのは良いことだと思います。

でもその一方で、学校の「こうすべき」という方向性が「何だかちょっとずれてね?」と感じることも多いです。

いまだに軍隊のような統制を重んじ、はみ出し者は更生させ、空気を読むのが大事な教育現場・・。

 

そこからはみ出してしまう子ども達がきっと今、増えているのです。

 

つづく

アスファルトの隙間から咲いた健気なパンジーにシンパシーを感じるなぁ・・)


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patagoniaPROVISIONS spanish white anchoviesと旬のカブのパスタ


今日はのんびり休日なので、お昼にパスタを作って息子と食べました。

平日は仕事で全く余裕がなく、完全に放置です。ごめんなさい。親が適当だと子どもはしっかり育ってくれます。これ本当。

らのすけはめちゃくちゃ運動オンチでスポーツとは縁遠いのですが(だからせめて、農作業で身体を動かしている、、、)

アウトドアブランドのpatagoniaが大好きです。なぜなら、物を生み出す企業としての姿勢が尊敬に値するから。SDGsとか騒がれる前からずっと第一線を走っている会社ですよね。

らのすけは創業者のイヴォン・シュイナードさんが書かれた「レスポンシブル・カンパニー」という本を読み、いたく感銘を受けました。

今日は、patagonia PROVISIONSという食品ラインのアンチョビ缶と、今が旬のカブを使ってパスタを作りました。


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ちなみに!何の下心もなく、らのすけはpatagoniaを愛して止まないのでこれを書いています。悪しからず。
これはですね、持続可能な方法で捕獲されたカタクチイワシを缶詰にしたものです。

乱獲して絶滅させることのないよう、考えられた商品なのです。まあ、毎日これを食べられる程の余裕はないですが、、。

そして今が旬のカブ!甘くて美味しいですね~。

カブをオリーブオイルで焼いてアンチョビと合わせるだけで、シンプルに美味しい。

時間に余裕があると、食べる物にも思いを馳せる余裕ができる。


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はー。明日からまた学校だ。

という訳で、そろそろサザエさん症候群発動する時間帯ですw

平日は全く精神的余裕がなくなるため、ブログも書かないと思いますww

美味しいご飯でHP回復したので、1週間何とか生きて行けそうです!!

ゆるゆるがんばりましょう!!

 

マイ田んぼ

高校教師らのすけは、おやすみの日は近所の田んぼで農作業をしたりします。ゆるゆるなので、行けるときだけです。

7年前、らのすけは食育をしたくて田んぼをやり始めました。ご高齢で、田んぼがもう出来なくなってお困りのおじいちゃんから田をお借りしています。今は25メートルのプール1個程の大きさの田んぼを1枚と、沼のような深い小さい田んぼを1枚、細々させて頂いています。

山の上にある整った新興住宅地から一本坂を下れば、そこには日本昔ばなしのような谷津田が拡がる。

何だかそれも社会の縮図のようで面白いんですよね。

らのすけも普段は、現代社会で何とか必死こいて生きていますが、おやすみには自然に還りたくなり、農作業します。

そうやってバランスを取っているんですね。

らのすけ田んぼは、機械が入らないような効率の悪い手作業の田んぼ。だからこそ、希少な生き物もたくさん残っているのです。

学校も、整い過ぎていなくて良いんじゃないかな。

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