こんばんは。らのすけです。
待ちに待った金曜夜(^^)はあ~今週も何とかお勤め終了しました!
高校教員らのすけは、まだ教員歴が浅いので、経験不足による見識の甘さもあると思いますが、その分まだ学校に染まり切っておらず、現場に感じる違和感もバリバリまだあります!(ちなみに以前は全然ちがう職に就いておりました。)
らのすけは担任を持たせて頂いているのですが、不登校になり辞めた生徒ももちろんいます。その理由は人によって本当に様々ですが、ものすごくざっくり分類すると
①持つ特性により(発達障害等含む)学習やコミュニケーション面で集団について行けないケース
②学校の校則や校風に違和感を感じたり、その学校に合わないケース
③いじめや家庭の事情等で精神的にダメージを受けているケース
があるように思います。
もちろん、これらは複合的に関係しているので、いくつかに当てはまるケースも多いでしょう。
今日は①のケースについて書きます。
らのすけの浅い経験からですが、①の子どもは非常に多いです。
特にらのすけの現勤務先は、いわゆる底辺校で、おのずと学習障害などを抱えている生徒も多いのです。
高校は義務教育ではないので、学習について行けなければ進級できません。適切な指導が行われなければ不登校のきっかけにもなり得ると思います。学校がどれだけ生徒の面倒を見てくれるかにかかっていますが、習熟度に合わせてきめ細やかな指導ができる学校は、現状そう多くはないのではないかと思います。
また、例えば社交不安障害などをお持ちで、どうしても教室に入ることができないという子どももいます。
ストレスにより鬱などの二次障害を発症してしまうような場合は、通信制高校への転学をした方が良いケースもあります。明らかに集団が苦手な子どもは、集団を避ければすっかり元気になり、本来のポテンシャルが引き出されることもあるのです。
学習面よりも深刻なのは、コミュニケーションの問題です。
今の子ども達は、人を傷つけてはいけないと教わっているため、分かりやすい形でぶつかることは少なく、SNSなど、大人の目の届かないところで陰湿ないじめをしたり、いじめのつもりはないけれど友達を傷つけていたりというトラブルが多いです。
これに関しては、ASDなどでコミュニケーションを取るのが苦手という人もいれば、単純に現代の社会的な問題(コロナの影響も大きい)で誰もが感じていることだったりもすると思います。
いずれにしても、その子の心にまずは耳を傾けてあげることが大事です。
学校に行きたくない理由がうまく表現できなかったり、自分でも何でだか分からない子も多いので、そこは大人が手を差し伸べてあげるべきなのではないかと思います。
「学校のような集団生活の中で様々な経験をし人間関係を学ぶ」
これは、全日制の学校の良いところだと思います。やはり社会に出たら様々な人とうまく付き合って行かねばならないのですから、学生時代にたくさん揉まれるのは良いことだと思います。
でもその一方で、学校の「こうすべき」という方向性が「何だかちょっとずれてね?」と感じることも多いです。
いまだに軍隊のような統制を重んじ、はみ出し者は更生させ、空気を読むのが大事な教育現場・・。
そこからはみ出してしまう子ども達がきっと今、増えているのです。
つづく
(アスファルトの隙間から咲いた健気なパンジーにシンパシーを感じるなぁ・・)